| グルーミングとは手入れを行うことです。グルーミングすることにより、愛犬、愛猫を美しく見せるだけでなく、常に健康管理ができ病気などの異常をいち早く発見するきっかけにもなるのです。ワンちゃんやネコちゃんを飼い始めたら、グルーミングをする習慣をつけましょう。
グルーミングの基本的な手順
ブラッシング→コーミング→ベイシング(入浴)→タウエリング(体を拭く)→カット→セッティング(全体を整える)
さらに、爪切りや肛門腺しぼり、耳・目・歯のチェックといった手入れも定期的に行いましょう。
おうちでチャレンジ
ハサミやバリカンをつかってかたちを整えるような本格的なトリミングは専門家にお願いすることをお勧めします。
ここでは、家庭でできる手入れについて簡単に説明します。
1.ブラシ:スリッカー、ピンブラシなど毛質や毛の長さに合ったものを選ぶ
2.コーム(くし):
金属製で目の粗いものと細かいものの2種類あるとよい
3.爪切り:イヌにはスライド式が使いやすいがネコならハサミ式のものでもよい
4.シャンプー剤:人間用のものは刺激が強すぎるので必ず動物用のものをつかう
5.タオル数枚、ドライヤー |
|
爪切り
イヌ・ネコの爪には神経や血管が通っていますので、その2〜3mmまえまでをカットします。爪が黒くて血管が見えない場合は少しずつカットしていきます。もし、出血してしまったら、出血部位をコットンなどでしっかりとしばらく押さえて止血します。粉末の止血剤があれば使用してもよいでしょう。
肛門腺しぼり
肛門腺はあまり溜まってしまうと炎症を起こしたり、肛門嚢が破裂してしまうこともあるので、溜まってきたら絞るようにします。尾を真上にもちあげて、肛門の両脇を親指とひとさし指で押し上げるようにして絞ります。勢いよくでることもあるので、ティッシュなどで押さえながら行ってください。
|
|
 |
ブラッシング
ブラシをかけ、大きなゴミやほこりをおとし、毛並みを整えます。上からなでるのではなく、上の毛をめくって、下から順に分けてとかしていきながら、上にあがっていくようにします。毛玉ができている所をとかすときは毛の根元を指の間に挟んで押さえ、皮膚が強く引っ張られるのを防ぎましょう。
スリッカーを使うときは、皮膚を傷つけないように力加減に注意してください。また、ひじ、ひざ、顔、肛門周囲などは擦りむいたりして危険なのでスリッカーは使わずコームでとかします。
|
コーミング
全身のブラッシングが終わったら、次はコームで全身をとかします。アンダーコートのある品種はコーミングで無駄な毛をしっかり取り除きましょう。ここでも、毛玉のある所は皮膚を引っ張らないようにしながら、少しずつほぐしていきます。 |
|
シャンプー
シャンプー前にはブラッシング・コーミングをして、完全に毛玉を取り除きます。毛玉を残したまま濡らしてしまうと、乾くときに固くかたまってしまい、ほぐせなくなってしまいます。そうなると、その部分は切り取るしかありません。
全身を地肌までよく濡らしてください。水の温度は、あまり熱くならないように、人の肌でぬるく感じる程度でよいでしょう。シャンプー剤を手にのばし、全身を洗います。指の間や肛門周囲もしっかり洗いましょう。顔は嫌がるこが多いので、最後に洗う方がよいでしょう。すすぎには洗いの倍の時間をかけて、すすぎ残しのないように丁寧に流してください。シャンプー剤が残っていると、皮膚炎などの原因にもなります。目にもシャンプーが入っていることもあるので、目もよく流します。
乾燥
ほとんどのイヌ・ネコは自分から体を振って水をはらいます。そうしてある程度水気がきれたら、次にタオルでよく拭き取ってください。さらに、ドライヤーを使って、乾かします。ドライヤーの熱で火傷しないように30cmくらい離して送風しましょう。風の当たっているところをスリッカーなどで毛をかきわけるようにして、根元から完全に乾かします。脇の下などまで、全身を乾かします。湿っていると、毛玉になり易く、寒い時期は風邪を引いてしまいますので、気をつけましょう。
全身のチェック
最後にもう一度全身を触ってみて、皮膚の状態、耳の汚れ、目は充血していないかなどをチェックしましょう。何か異常があったり、不安なことがあれば、獣医師に相談してください。普段から健康な状態を知っておくことが大切です。
|