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1) お腹の水分の吸収が少ない場合・・・
蛋白漏出性腸症、腎症 肝疾患
2) お腹の水分のできる量が多い場合・・・腹膜炎 腫瘍
3) お腹の水分の流れが妨げられている場合・・・
フィラリア症 心疾患 肝疾患 腫瘍
4) その他・・・コロナウィルス感染症(猫) 内臓臓器の破裂
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◇お腹の水分の吸収が少ない場合・・・蛋白漏出性腸症、腎症 肝疾患
血液の中には「アルブミン」と呼ばれるタンパク質があり、アルブミンが少なくなると、一度血管の外に出た水分(腹水やむくみ)を血管に引き戻す力が足りなくなり、腹水が出来ます。そのためアルブミンを作る肝臓の力が弱くなると、腹水が増えやすくなります。
小腸粘膜の毛細血管は大きな有窓構造を呈しており,粘膜病の進行や小腸のリンパ流障害が起こると,アルブミンやグロブリンを含めタンパクが喪失します。肝臓でのアルブミン合成が促進されますが,病気によってタンパク喪失がタンパク合成を上回ると低タンパク血症が生じ、腹水が少しずつ増えてきます。
◇お腹の水分の滲出量が多い場合・・・腹膜炎 腫瘍
できる量が多くなるのは、腹膜の状態に異常が起きている場合が多いです。例として腹膜に細菌などの炎症を起こしていたり、腹膜に腫瘍が転移している状態。
◇流れが妨げられている場合・・・フィラリア症 心疾患 肝疾患 腫瘍
腹水は腹膜から吸収されて、血管やリンパ管を通って血液の水分に戻ります。この排水の仕組みのどこかで流れが妨げられると、腹膜に異常がなくても吸収できなくなります。流れが妨げられる原因には、肝臓付近の血管に原因がある場合、心臓に原因がある場合、リンパ管に原因がある場合などがあります。
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◎腹水の治療は、原因や症状によりさまざまです。原因究明の為に、腹水検査を実施します。腹水検査やその他の全身的な検査にて原因が突き止められれば根本治療が一番になりますが、治療困難な病気もあります。
また、貯まった腹水が横隔膜や腹腔内臓器を圧迫して呼吸困難など動物が苦しい状態がある場合は、状態緩和のために腹水を抜きます。しかし根本の病気が治らないと腹水はまた貯まってきます。
一般的に腹水症の治療は原因の除去が必要です。原因によっては治療は長期にかかり、根治が難しい事が多く、腹水症は再発を起こしやすい病気です。どこまで治療していくかは、飼い主様とよくご相談しながらお手伝いしてきます。不明点はいつでも当院獣医師までご相談下さい。
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