| ウサギは、草食動物(食べた草から盲腸でアミノ酸を合成して、体の蛋白質をつくる動物)なので、胃腸障害、不正咬合など、歯牙疾患による病気は致命的になります。そしてよく発生するのもこれらの病気です。 食欲不振のウサギの盲腸は、そのままほおっておくと腸内細菌叢が変化し、致命的なダメージを受け、回復困難になってしまいます。 そこで、食欲がもどるまでの間、野菜ジュースを作って強制的に食べさせてあげるのが、何よりの治療になります。(ただし、胃の幽門閉塞や腸閉塞などのウサギには、適応できませんので、あらかじめレントゲン検査が必要です。)
ある程度食欲が出るまでの間、野菜ジュースを飲ませ続けることが大切です。 かなり手間がかかりますが、がんばってみてください。 野菜ジュース強制給餌開始の時は、ウサギが上手に飲んでくれるかを見とどけるため、入院させて当院の動物看護士に給餌してもらい、経過と様子を観察し、お家でできそうなら退院して、それから飼主の方が強制給餌するようにしていくと、不安が少なくなるでしょう。また、その入院期間に検査や治療もできますので、退院するまでに治癒の見通しがつくことが多いようです。
また、蛋白質の過給は腸炎 を起こすことがあり、そしてでんぷん質の高い食事
も消化管に負担を与え腸炎の素因となる可能性があります。 繊維の多い食物としては 乾草、ワラ、タンポポなどの野草、牧草、そして野菜では 大根の葉(ニンジンは根も可)、芽キャベツ、ホウレン草、ブロッコリーやカリフラワーの茎と葉 などがあげられます。 豆類やトウモロコシは繊維が多いものの 高蛋白質なので消化器病には禁物 です。 |
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