Q.
ネコの散歩 2004.8.20掲載
  4歳ちょっとになる、雌の雑種猫を飼っています。
  拾ってきたときは3〜4ヶ月くらいで、それ以来完全室内飼いです。
  本題ですが、猫をリードで繋いで散歩させるのは良いことなのでしょうか、悪いことなのでしょうか。 いつも外に出たそうにしていて、一人で留守番させていたりすると、「私のために」 と思って気の毒になります。家には小さいですが庭があるので、せめてその中だけでも、と思っているのですが。
  質問は以上です。どうぞよろしくお願いします。
 
A.
 基本的にはお散歩は必要ないと思いますが、これは獣医によって考え方に差があるか もしれません。
  本来猫は群れをもたず、狩りをする動物ですが、4歳まで室内で1匹で飼われていた のであれば、環境を変える必要はないと思います。
  もし猫ちゃんが去勢していないのであれば、外に出たがって暴れたり、ストレスを感じたりするかもしれませんが、去勢してあれば、今の室内だけの生活に特に不満はな いのではないのでしょうか?
  基本的には室内飼いでも高さのあるところに登ったりできれば、猫の欲求は満足できると言われていますから、散歩は必ずしも必要ではないと思います。運動不足が心配であれば、おもちゃなどを使って遊んであげてください。
  リードを付けてお庭だけ散歩させるのであれば、特に問題はないと思いますが、外の世界に興味を持ってしまうと、外に自由に出て行きたいと思うようになってしまわないか心配です。 最終的には飼い主さんの判断で決めてもらって良いのではないかと思います。
  実際に診察したわけではないので、確定的な事は言えませんが、ひとつのアドバイスとしてお読みいただき、最終的な判断をする上での参考になさって下さい。
それでは、お大事にどうぞ。
金町アニマルクリニック 獣医師 久保田
 
 
Q.
ネコのバリカン・カット 2004.8.20掲載
  チンチラ2歳です。
  毛玉もありますが暑そうなのでバリカンでのカットをお願いしたいのですが初めてのカットになるので暴れないかと心配です。
  ブラッシングも嫌いでできていませんが大丈夫なんでしょうか? また、ワクチン注射と去勢手術もお願いしたいのですが一日ですべてできるのでしょうか? 
 
A.
おうちのネコちゃんのご様子いかがですか?
  ブラッシングが嫌いで毛玉ができてしまったようですね。 その場合はやはりバリカンで刈ってあげたほうがいいでしょう。 通常はあまり暴れる子の場合、鎮静をかけての処置になります。 しかし、去勢手術もご希望とのこと、 去勢手術の際は全身麻酔をかけますので、 その際いっしょに全身のバリカンをかけるほうが、本人はストレスが少ないかと思われます。 去勢手術は予約制で、1泊2日の入院になります。去勢手術時に一緒にワクチン接種も可能です。 一度直接お電話でお問い合わせいただき、ご予約されるといいかと思います。 (メールでの予約は受け付けておりませんのでご注意下さい)
  実際に診察したわけではないので、確定的な事は言えませんが、 ひとつのアドバイスとしてお読みいただき、最終的な判断をする上での参考になさって下さい。
それでは、お大事にどうぞ。
金町アニマルクリニック 獣医師 斉藤
 
 
Q.
乳が出ないネコ 2004.8.20掲載
  今日、自宅で飼っている猫が4匹子猫を産んだんですけど、 母猫のお乳がでないようなんです。 
  子猫は必死でくっついているんですけど 指で押したりつまんだりしても全然でてきません。 そういう場合は市販の粉ミルクと哺乳瓶で飲ませると他のHPに書いてあったんですけど 母も父も仕事なので昼間はミルクをあげることができません。 それに母猫のお乳には免疫力も含まれていると聞いたので 子猫がそれを飲まないと心配です。
  どうしたら母猫のお乳はでるようになりますか? 
 
A.
その後、ネコちゃんたちのご様子はいかがですか?
  母猫のお乳が出ないのであれば、人工哺乳で育てていくしかありません。
  おっしゃるとおり、出産直後(8時間以内)の初乳には免疫グロブリンという物質がたくさん含まれているので、それを飲めたかどうかは子猫の免疫力に影響を与えることは確かです。が、出ないものは仕方ありません。最近の子猫用ミルクには免疫力を強化するために成分を調整してあるものも多いですから、まずは人口哺乳でがんばってみましょう。 お乳が出なくても体を舐めたり、おなかで温めたりなどの子育て行動をしているのであれば、母猫と一緒にしていても問題ないと思いますが、出ないお乳に吸い付くことで乳房炎を起こしたり、気にして舐めこわしてしまわないか、よく観察してくださいね。
それでは、お大事にどうぞ
金町アニマルクリニック 獣医師 久保田    

 
Q.
スプレーをするネコ(避妊済み) 2004.8.20掲載
  我が家には2匹の猫がいます。
  メインクーンのオス(去勢済み)3才8ヶ月
  ノルウェージャンのメス(避妊済み)まもなく1歳
  今日はメスのほうのことでご相談があります。 この子はブリーダーさんから2ヵ月半ごろで我が家に来ました。 トイレのしつけ済みで我が家のトイレも来た日から使ってましたが ふとんの上、流しの洗い物のかご、猫用ベッドなどで おしっこをすることもたまにありました。 やがて4ヶ月になるころから壁の高い位置に向けて おしっこをかけるようになったのです。 それ以来、おしっこの場所はトイレ(2箇所にあります)、 家の中で決まった場所の壁2箇所、そして洗面所のシンクの中、と 限定されるようになりました。(ウンチは1度だけ下痢で床に 粗相をした以外はいつもトイレでします。) トイレでおしっこをする時はちゃんと普通にしゃがんでするのです。 主治医に相談したところ、発情が始まりつつあるのかもしれない、 あるいは何かのストレスかも、と言われ、ストレスのほうには 心当たりがなかったため、発情のせいかと思いながら (実際にスリスリなどはかなり激しくなっていましたが、 鳴き声は出していませんでした。)、体が小さかったので 今年の2月に2.5キロになるのを待って避妊手術をしました。
  ところが、避妊手術後も壁におしっこをかけるのは直らず、 いつも同じ場所でトイレシートを張っているので あきらめていたのですが、最近になってトイレに入っているのに その外側の壁におしっこをかけるようになりました。 (毎回ではなく、ちゃんとしゃがんで砂の上にすることのほうが 多いですが。)
  私はほとんど家にいるため、トイレはすぐにきれいにするので 汚れているということはありません。 最近特に何か生活に変化があったこともなく、 本人の食欲や元気さも同じです。 先住猫のメインクーンとも仲良くしています。
  1日のおしっこの回数は4回ぐらいです。 おしっこの時になかなか出にくいとか、出ないで トイレから出て来る、というようなことは一度もありません。 メスなのに壁におしっこをかける、というのは どういう原因が考えられるでしょうか。 長くなりましたが、よろしくお願い致します。 
 
A.
おうちのネコちゃんたちのご様子はいかがですか?
  お話のご様子ですと、おうちの女の子の排泄行動はスプレー行動の可能性が高いと思われます。
  おトイレ以外の排泄は通常スプレー行動と不適切な排泄に分けられます。 スプレー行動は排尿姿勢は通常立位で行われ、排泄量は少量、通常の排泄時にはトイ レを使用し、対象場所は通常は垂直面や決まった場所で行われます。また、排便行動 は通常トイレで使用されます。
  一方、不適切な排泄では排泄姿勢は座位であり、排泄量は多量、トイレは通常使用しなくなり、対象場所は素材が好みの場所であり、排便も通常はトイレ以外のところで 行われます。
  スプレー行動の原因としては縄張りに関する不安や社会的な不安がある場合(たとえば家族が増えたり、引越しや模様替えで環境が変化した場合など)、情緒的不安(たとえば飼い主の方が家を空ける時間が増えるなど)、他の猫に対する不安(たとえば他の猫の存在や窓の外などに他の猫などが見える場合など)が考えられます。 おうちの子の場合、環境的な変化や情緒的不安などはないようですが、もう一匹ネコ ちゃんがいらっしゃいますので、もしかしたらその子の存在が影響しているかもしれ ません。
  問題となるネコちゃんだけをトイレや水・餌とともに狭い部屋に閉じ込めて、それで もスプレーが治まらないかみてみましょう。 これでスプレー行動が治まる場合は不安や縄張り争いが原因と考えられます。 その場合は同居猫との関係が改善されなければ、別室で飼育するなど、隔離する必要があるかもしれません。
  また、フェロモン療法なども効果があるかもしれませんので、お近くの獣医さんに相 談してみてはいかがでしょうか?
それでは、お大事にどうぞ。
金町アニマルクリニック 獣医師 斉藤

 
Q.
膿が出たネコ 2004.8.20掲載
  私が拾ってきて飼っている猫(雑種、10ヶ月くらい、オス)なのですが一週間前に喧嘩をしてきて怪我をして帰ってきました。 はじめは室内だけで飼うつもりだったのですがひどく鳴いて暴れて外にでたがるので 仕方なく出しています。 怪我も腕や肩の辺りは赤く線が入っているくらいでひどくないのですが口のすぐ横 を 爪でかかれたらしくそこが膿んで黄色いのもが出ていました。 始めは顔が腫れていたのですが今は腫れはひきました。でも元気がなくいつもより ご 飯もたくさん食べません。 傷口も黒くふさがっていたのに嘗めるのでまた赤くなっています。口のすぐ横なのですぐに嘗めてしまうのでそれが余計に治りを遅くしているので しょ うか・・・
  いつも元気なのに元気がなくてカワイソウですごく辛いです。どうしたらいいでしょうか? 
 
A.
その後、ネコちゃんのご様子はいかがでしょうか?
  おそらく喧嘩などでできた傷から細菌が入り、膿瘍になっていたのでしょう。 傷が治っても、中に細菌が入ったままだと、しばらくしてまた膿が出てくることがあ ります。
  お近くの獣医さんで診てもらい、抗生物質などの処方をしてもらったほうがよいで しょう。
  また、去勢していない雄猫が外に出たがるのは当然です。しかし、発情期になると縄張り争いなどで怪我をしてくることも多く、喧嘩や交尾によってウイルスなどの病気 をもらってしまう可能性も高くなります。
  もし若葉さんのネコちゃんが怪我が治って元気になったら、早めに去勢手術を検討してみてください。
それでは、お大事にどうぞ。
金町アニマルクリニック 獣医師 久保田

 
Q.
うつ?のネコ 2004.8.20掲載
  6歳の雑種の雄猫なのですが、最近元気がなくみえます。 以前は外を眺めたりと生き生きしていたのが最近は寝てばかり で目つきもどんよりしているときがあります。 ご飯も時間を決めているのですが、ちゃんと食べる時とほとん ど食欲のない時とがあります。 気分のよい時と良くない時のムラがあるようにみえるのですが …。
   また、一年に一回血液検査をするのですが、T-CHOが208mg/dlと基準値より高い値がでます。 他の結果は良いのですが、T-CHOだけ去年の検査の時も同じく らい高い値が出ました。 何かこれも体調に関係するのでしょうか?
   ぐったりしていると言うほどではないのですが、元気がない事が気になります。ある本で猫にもうつ病があると読んだのですが、そういうことはあるのでしょうか? 
 
A.
その後、ネコちゃんのご様子はいかがですか?
  コレステロール値が高めとのことですが、体型的には肥満なのでしょうか? コレステロールの上昇は食餌の影響もありますが、糖尿病や膵炎、ホルモン性の疾患 でも上昇することがあるので要注意です。
   現在のところ、症状としては食欲のムラと、なんとなく元気がないということでしょうか。 これはどちらも典型的な疾患の症状ではないので、これだけでは何の病気か判断する ことは難しいですね。 ネコちゃんの場合、血液検査以外にもウイルス検査やホルモン測定、レントゲン、心電図など、全身の検査ができますから、きちんと診察を受けてそれに必要な検査を 行ったほうが安心かもしれません。
   猫にも精神的な病気はあると思いますが、それを診断するのは難しいので、他の原因がすべて除外されてはじめて「精神的なもの」と診断するしかありません。ですからまずはほかに原因がないかどうかを調べてみたほうがよいでしょう。
金町アニマルクリニック 獣医師 久保田

 


 
Q.
子宮水腫のネコ 2004.8.20掲載
  我が愛猫はメス9才。避妊手術はしていません。 最近元気がないこと、上方から体をみると 左右のお腹がぽっこり膨らんでいました。
  そこで、すぐ病院に行き全身のレントゲンを撮ると お腹に大人の手のひら大の大きな腫瘍があるとのこと。 その後更に、エコー検査を行い、膀胱はしっかりありますとのことでした。 血液検査の結果は大きな問題はなし。 また腫瘍から液を抜き取った結果、水道水のように透明でキレイであるとのこと。 以上により「子宮水腫」の疑い良性である確率90% 腸ではないでしょうとのことで本日手術をする予定でした。
  しかし金曜日に液を少し抜き取ったからか、 昨日午前中ネコトイレに、とっても大きなおしっこの固まりがあって お腹の腫れはしぼみました。 明らかにお腹は小さくなっており、手術はしても様子をみてもよいということで 今回は見送ることにしました。 手術をしないのも又心配になります。 また、検査はどの程度受けさせた方がいいのでしょうか。
 
A.
 その後、ネコちゃんのご様子はいかがでしょうか? 食欲や元気はありますか?おしっこはきちんと出ていますか?
  きちんと検査を行っているようなので、子宮の問題であることは確実なようですが、 排尿によってしぼんでしまったという点が疑問ですね。 しぼんだ後に超音波検査はしましたか? もしご心配であれば、もういちど超音波検査やレントゲンで子宮と膀胱の位置と大き さを確認しておいたほうがよいでしょう。子宮水腫であれば、また液体が溜まってくる可能性は十分に考えられますから、健康状態に問題がないのであれば、避妊手術はしておいたほうが安心かもしれません。
  しかし、排尿とともに子宮がしぼんだのであれば、子宮内の液体が尿だったということも考えられます。 この場合は、異所性尿管などの尿路系の奇形も考慮しなくてはいけないので、避妊手術前に尿路造影を行い、尿道の開口部を確認しておく必要があります。
それでは、お大事にどうぞ。
金町アニマルクリニック 獣医師 久保田