Q.
ねずみ取りにかかったら  2000.2.24掲載
 私はトリマーをしています。最近お客様のペットがねずみ取りに引っかかって助けを求めてやって来ることがあります。皮膚から浮いている場合は付いてしまった毛を切って取っていますが、べったりくっついてしまっている時はあまり綺麗に取り切れません。何か私達でも綺麗に取れる方法がありませんか?
 この間性器にべったりくっつけて来た子がいました。時間はかかってしまいましがなんとか取れたので良かったのです。
 
A.
 ねずみ取りの粘着剤ボードですが、販売している会社によって成分は違うと思われますので、まず、会社に電話をして、その会社で扱っている粘着剤の皮膚からの剥離(はくり)方法をきいたほうがいいとおもいます。たぶん子供やペットの事故は多いと思われますので、何らかの処置を教えていただけるとおもいます。
この場合、動物が舐めてしまう可能性がありますし、皮膚に刺激のあるものは使用できません。
 第二に、動物の体に傷や皮膚炎がどのくらいあるか確認してください。傷や皮膚炎があれば、動物病院にて治療が必要です。この場合の治療は、動物種、傷や皮膚炎の状態によって治療法は違います。
 先日、当院でもゴキブリホイホイにひっかかてしまったハムスターが来ましたが、製薬会社に問合せた後、サラダオイルにてきれいに取れました。しかし、皮膚炎はかなりひどかったので、その治療にしばらくかかりました。小さい動物なので、生命の危険もありました。
 本来的には、すぐに動物病院へ連れていった方が安心かと思われます。
 
 
Q.
腐った甲羅  2000.1.28掲載
 わたしはミドリガメを飼っているんですが、このごろ甲羅の1部が腐ってしまっているんです。本を見て、頑張って治療しているんですが、今度は食欲がなくて困っています。
 
A.
 甲羅の一部が腐っているとのことでしたが、このような異常は主に外傷や不適切な環境などにより起こることが多いようです。腐っている部分は細菌感染を起こしていると思われるので、病変部の除去処置と抗生剤の投与が必要でしょう。
 いずれにしろ、実際に診察をしたわけではありませんし、一般家庭での処置にも限界があり、間違った処置は逆に症状を悪化させてしまいます。かなり全身状態が悪くなっているようですので、早いうちに動物病院に連れて行き、治療をしてもらって下さい。

 
Q.
瀕死のカメ
 さっき、家の前の道路にカメがひっくりかえってたのを見つけ、見るとオシリのほうの甲羅が少し割れて血がでています。口や鼻からも血が出ていますきっと車にはねられたのだとおもうのですが、そのままにしておくことが出来ず家につれてきました!近くの獣医さんも何件があたってみましたが、時間外でだめでした!このかめ、もうダメでしょうか?ダンボールにいれてるのですが、水にいれなくていいのかとかわかりません!割れてるのは、下から3センチぐらいです! 
 
A.
 甲羅が割れてしまうほどの圧迫があり、自然孔からの出血があるので、そのカメのダメージは、かなり激しいものとおもわれます。
 甲羅の割れてしまったカメは一般的に、交通事故や落下などど同じように、全身打撲として治療しますが、生きるか死ぬかはダメージの程度で決まりますので、まず、3日くらいが生死の境で、その後、ダメージが致命傷でない場合は生き残ります。
 もし、そのカメがまだ生きているのなら、甲羅の修復なども動物病院で可能でしょう。また、ビタミン剤などで、体力の回復の援助をすることも必要でしょう。水はどんな動物にも絶対に必要です。カメには、水生、陸生、その両方の種類のカメがいて、飼い方や食性も違うので、注意が必要です。

 
Q.
フェレットの便
 家で、最近フェレットを飼ったのですが、そのフェレットが、黄色いうんちをするんです・・・。たまーに、咳みたいなのもします。でも、食欲もあるし元気もあるのですが・・・。
黄色いうんちもするのはたまにですが、どこかおかしいのか、心配で。
 それと、まだ子供なのですが、予防注射はいつ、どのくらいのペースでうてばよろしいのですか?
 近所でフェレットを診てくれる動物病院を、どうやってさがせばいいでしょうか?
 
A.
 フェレットの便は、もともと黄色っぽい褐色で、ややゆるめ・ねり歯磨き状、匂いも結構キツイです。しかし、その「黄色いうんち」がご心配であれば、一度動物病院に便を持って行き、検便をしてください。検便は、簡単な検査ですが、とても重要なことがわかります。それは、消化管内寄生虫の存在のみでなく、食物と消化吸収の状態、腸内細菌の形態・数・細胞・その他の微生物などです。ですから、もし、その便が異常であれば、何か診断が得られるとおもいます。
 また、咳についても、動物病院で一緒に診てもらってください。気管支炎などの病気があれば、投薬が必要なこともあります。病気は治療開始が早いほど治りもよいです。中には治らない病気もありますが、治療をすることで、進行を遅らせる事は可能です。
 特に幼少動物は、成長期の栄養状態や健康状態によって、成長後の体調が左右されますので、ご心配なことがあれば、そのたびに動物病院にご相談されるのがいいでしょう。

 予防注射は体調が良いならば、生後2ヶ月から接種できます。免疫を確実に確保するため、混合ワクチンは初回接種後1ヶ月後に再接種してしてください。その後は、1年毎に毎年接種します。

 動物病院の探し方ですが、まず、ご近所の何軒かの動物病院(できるだけ多く)に電話などで問い合わせをして、フェレットを診てくれる、フェレットに詳しい行きつけの病院を確保しておいてください。病院の応対などである程度わかるとおもいます。
 また、フェレットの飼育法や病気についての雑誌や本を読んで、基本的な知識は得ておきましょう。あなたのフェレットの日常の健康維持のために知識は必要ですし、動物病院選びにも役立つとおもいます。